鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

コミュニケーションはビジネス成功の鍵

数か月前のことですが、面識のない会社か

ら、Webpageに載せるための、在庫

管理に関するコラムを書いて欲しいとの依

頼が、電子メールで届きました。


私にその依頼をしてきた方は、恐らく、第

9刷となったロングセラーの拙著、「図解

でわかる在庫管理いちばん最初に読む本」

( http://amzn.to/AseBrq )を読み、著者

である私に言行の依頼をして来たのだと思

います。


そのこと自体は歓迎するのですが、メール

読んで、嫌な感じがしました。


単に、「在庫に関して、システムエンジニ

アの知識が増えるようなものを、6回連載

で書いて欲しい」としか依頼がなく、本当

に私に依頼しようとしているのかといぶか

しく感じたからです。


そこで、ちょっと悶々とした感じを持ちな

がら、私は、次のような質問をしました。


「(1)6回に分けるコラムに対して、そ

れぞれどのようなテーマを書けばよいか、

希望はありますか、(2)1回分の原稿の

文字数はどれくらいですか、また、イラス

トや図表は必要ですか、(3)原稿を提出

するときは、6回分まとめて提出するので

しょうか、それとも1週間程度の間隔をお

いて提出するのでしょうか」


これに対して、「(1)6回分のテーマは

あなたに考えて欲しい、(2)1回分の文

字数は3,000字で、その他にイラスト

や図表もかいて欲しい、(3)原稿は6回

分をまとめて提出しても、1週間おきに提

出してもよい」というものでした。


このような執筆を、私は受けないわけでは

ないのですが、結局、断りました。


なぜなら、どうしても私に書いて欲しいと

いう意思が見られなかったからです。


多分、自社のWebpageに、在庫管理

に関する記事を載せたいと思ったから、た

またま見かけた在庫管理の本の著者に依頼

して見たというだけなのだと思います。


しかし、原稿を書く側は、名前を出して原

稿を書く以上、真剣です。


依頼主が意図するところに応じようとする

ために、相当の注意を払います。


ところが、その依頼主は、「何を書くかは

あなたが決めてください」という人任せの

姿勢であり、しかも、最初の依頼のメール

だけでは、依頼を受けるかどうか判断でき

ない依頼分であり、真剣さを感じられませ

んでした。


そのような仕事に対して温度差のある人か

らの依頼は受けたくないし、よい内容を

Webpageに載せようという情熱もな

い人と仕事をしても、よい成果は期待でき

ません。


ところで、以前、ビジネスメールの専門家

の平野友朗さんが、ご自身のブログに、電

子メールの受領の連絡をしない人について

書いておられました。


(ご参考→ https://bit.ly/2MhK0bU


「(メールマガジンの読者など、顧客でな

い人から)メールマガジンに関して質問が

届いても、(平野さんは)長文でしっかり

回答をしている。


その後、『ありがとうございます、勉強に

なりました』という返事が、60%くらい

の人から届くが、残りの人は返事がない。


このようなお礼を伝えられない人は、普段

からコミュニケーションを活発に行ってい

ない人と考えられ、周囲にもそういう人だ

と認識をされる結果、『○○さんの依頼は

やりたくないなぁ』と思われてしまうので

はないか」と述べておられます。


今回の記事の結論ですが、仕事がうまく行

く人と行かない人の差は、コミュニケー

ションの取り方にもあるということです。


それは、決して、文章が上手である、話の

仕方が上手であるというようなテクニック

的なこととは限らないと思います。


気遣いや情熱などを周囲の人に感じさせる

ことができれば、より多くの協力者が現れ

るようになり、ビジネスは加速するのでは

ないでしょうか?




※この記事はメールマガジンでも配信して

います。ぜひ、ご登録ください。→

http://yuushi-zaimu.net/conference/





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●10月21日ランチ会兼勉強会のお知らせ

 

10月21日(月)12時00分から、東

京都千代田区秋葉原駅の近くのレストラ

ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが

らの融資に関する勉強会を開きたいと思い

ます。

 

■日時:令和元年10月21日(月)

12時00分~14時00分


■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目

彌左エ門 アトレ秋葉原2店

東京都千代田区神田花岡町1-9

アトレ秋葉原2 4階


JR秋葉原駅昭和通り口を出て、すぐ左側

にあるエレベーターで4階に上がってくだ

さい。


東京メトロ日比谷線をご利用の場合、秋葉

原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ

ーが見えます。


地図→ https://bit.ly/2lV8tZO

 

■参加費:1,000円(消費税込み)

当日、会場でお申し受けします。


別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く

ださい。


■その他:食事をオーダーするという条件

を満たしていただければ、遅れての参加、

中途での退室は可能です。当日は、ご参加

いただいた方からの質問もお受けします。


■参加申し込み方法:フェイスブックイベ

ントページで、「参加」ボタンを押してく

ださい。→

https://www.facebook.com/events/489330015247993/