鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

がんばる教

心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、ご

自身で制作しておられるポッドキャスト

組で、「がんばる教」についてお話しされ

ておられました。


(ご参考→ https://bit.ly/2KnJMjU


「がんばる教」とは、「自分だけが我慢す

ればよい、自分だけが頑張ればよい、自分

が独りでやればよい」という思い込みのこ

とで、かつて、心屋さんもそう考えて仕事

をしていたそうです。


しかし、心屋さんが仕事がうまくいってい

る人を観察した結果、そのような人たちは

自分で仕事をかかえずに、ほかの人にどん

どん仕事を丸投げしているということに気

づいたそうです。


しかも、そういう人の方が、人から好かれ

ていたそうです。


そこで、心屋さんも何でも自分でやろうと

せずに、人に仕事を任せるようにしていっ

たそうです。


ただし、仕事を人に任せるということは、

任せた相手が失敗したときに、自分も責任

を負うことになり、自分の負うリスクが増

えることになります。


すなわち、他人の失敗のリスクを受け入れ

ることができるかどうかが、仕事を任せる

ことができるかどうかのポイントになるよ

うです。


そして、私は、「がんばる教」に陥らず、

人に仕事を任せることができる経営者ほど

事業がうまくいっていると感じています。


事業とは、組織的な活動に基づいて行われ

るものであるにもかかわらず、経営者が何

でもかかえこんでしまっては、事業はうま

くいかないことは明らかです。


でも、やはり人に仕事を任せることは、頭

で理解するほど簡単にできることではなさ

そうです。


経営者の立場としては、部下の失敗を引き

受けるということは、とても勇気のいるこ

とでしょう。


しかし、それができるかどうかが、経営者

としての能力の問われるところでしょう。


もちろん、私が顧問先にコンサルティング

を行うときは、経営者の方が、「がんばる

教」に陥らないようにするためのご支援を

しています。

 

 

 

 

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