鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

地方銀行の株式市場の指定替えの影響

先日の日本経済新聞が、上場している地方

銀行の株式市場の指定替えについて報道し

てました。

 

(ご参考→ https://s.nikkei.com/2JCNWDx


記事によると、東京証券取引所は、市場第

一部の上場基準を、時価総額20億円から

250億円、または、500億円に変更す

ることを検討しており、250億円の場合

は、18の地方銀行が、500億円の場合

は、約90%の70の地方銀行が、市場第

一部から第二部に指定替えされることにな

るそうです。


さらにその記事は、指定替えされた地方銀

行は、資本調達や、採用に悪影響があると

指摘しています。


私も記事の指摘はその通りだと思います。


強いて言えば、投資家は投資先を、その会

社の株式がどの市場に上場しているかとい

うことよりも、会社の時価総額などの実態

で判断するので、指定替えによる投資方針

の変更はあまり多くないと思います。


とはいえ、メガバンクと同じ市場第一部に

上場を維持できず、指定替えになると、規

模などの違いが、外見的により明確になる

ので、悪影響が出ることは間違いないで

しょう。


では、指定替えになった地方銀行の、融資

方針には、どのような影響があるかという

と、融資に消極的になる可能性も考えられ

ます。


でも、銀行にとって最大の課題は、利益を

増やすことであり、基本的には利益を増や

すために、融資に取り組む姿勢に変化はな

いのではないかと思います。


そして、記事にもある通り、「下位地銀は

上場の意義を含めた経営戦略の立て直しが

課題」であり、そのことによって、小規模

の銀行の統合や再編に拍車がかかるものと

考えています。


したがって、直ちにということではないで

すが、小規模の銀行と融資取引がある会社

は、上位地銀やメガバンクからも融資を受

けることで、銀行再編の影響を少なくする

ような対策が求められるでしょう。

 

 

 

 

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