鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

PDCAのこつ

前回の記事で、PDCAはむずかしいとい

うことを述べました。


(ご参考→ https://goo.gl/dJyMQn


でも、PDCAを継続して実践させるこつ

があります。


それは、日報を書くことです。


日報を書くことに否定的な人も少なくない

ようですが、そのように考える理由には、

過去の自分の行動は記憶しているので、日

報に自分の行動を記録することはあまり意

味がないと考えているということもあるよ

うです。


しかし、実際は、過去の自分の行動は覚え

ていることも多いと感じますが、忘れてし

まっていることはもっと多いようです。


私もこのような記事を800回近く書いて

いますが、覚えている記事もあれば、忘れ

ている記事もあり、忘れていた記事を読み

返してみると、自分自身で「なるほど…」

と思うこともよくあります。


日報を書いていても、同様に感じることが

あります。


というのは、過去、自分がなかなか実践で

きなかったことや、実現させたくても実現

できなかったことが、いまは実践できてい

たり実現できている、ということがありま

す。


私は専門外なので責任をもって言えないの

ですが、人は自分にとって不利なことはい

つまでも記憶しますが、有利なことは忘れ

てしまいがちのようです。


ですから、昔できなかったことがいまでき

るようになっても、いつのまにかそれがあ

たりまえになっていて、昔、そのことで悩

んでいたことは忘れてしまうのでしょう。


しかし、日報を書いていると、1年前、2

年前に挑んでいた課題のうち、いくつかは

いまは乗り越えているということを再確認

できます。


前回の記事で、PDCAは効果を感じにく

いと書きましたが、効果を感じにくいとい

うのは、効果が出ているのにそれをあまり

感じられないということです。


すなわち、効果はあるわけです。


そして、過去の日報を見ると、効果が出て

いることが明確になります。


日報を書く目的のひとつは、この、自分の

成長を感じることができるようにするため

のものであるということです。


ところで、PDCAを実践してなくても、

過去、自分ができなかったことがいまはで

きるようになっているということもありま

す。


ただ、PDCAを実践する方が、その数が

多くなるはずです。


話を戻すと、日報を書くことは自らの成長

を実感させるツールであり、それはPDC

Aを継続して実践するためのモチベーショ

ンになるということが、今回の記事の結論

です。

 

 

 

 

 

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