鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

ことしこそ新刊を出すには

誰も覚えていないと思いますが、この記事

にも何度か書いた私の昨年の目標は、新し

い本を出版することでした。


でも、実際には、構想だけが頭にある状態

で、企画書の作成にも着手できませんでし

た。


その原因は明確です。


私の仕事の仕方を変えていないからです。


現在は、日報コンサルティングに軸足を置

いているために、執筆までになかなか手を

広げることができないでいます。


でも、気持ちとしては、執筆は諦め切れな

いので、今年こそ、何らかの決断をして、

執筆に着手したいと思います。


その決断とは、自分の仕事のいずれかを減

らすか、効率をあげるかなどによって、執

筆に時間を割くことです。


とにかく、単に執筆したいという願望を持

つだけでは、いつまでも執筆は実現しない

ので、仕事のやり方を変える決断が必要で

す。


と、ここまでは誰でも理解できることなの

ですが、私だけでなく、他の経営者の方の

中にも、何らかの願望は持ちつつも、決断

ができないでいるという例をよく見かけま

す。


例えば、会社の年商を10億円にしたいと

口にしつつ、その会社の社長はいつまでも

事業の現場に身を置いているという状態を

見ることがあります。


年商を増やす、すなわち、事業を拡大する

には、社長は現場に入り浸らずに、組織拡

大、人材育成、事業戦略策定など、「社長

業」に専念しなければ実現できません。


経営者ならば、自社の事業を大きくしたい

という願望を持つことは不思議ではないの

ですが、その一方で、経営者が現場から離

れるという決断もなかなか難しいというの

も現実のようです。


私は、会社は必ずしも事業を拡大しなけれ

ばならないと考えているので、顧問先の社

長が、願望と実際の行動に食い違いがある

とわかった場合は、どちらが本当に望むこ

となのかを時間をかけてご本人に確かめる

ようにしています。


会社の方針は、何が正しいかの前に、経営

者が本当に望むものは何かということも、

じっくり考える必要があると思います。

 

 

 

 

 

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