鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

1万円札

交流会に参加するときのことですが、事前

のお知らせで、3千円や5千円などといっ

た参加費が分かっているのに、1万円札を

出しておつりをもらう人を見ることがあり

ます。


たいした問題ではないとも言えますが、私

はあまり評価しません。


仮に、交流会の始まる前まで忙しかったと

しても、その交流会に参加する直前にAT

Mで現金を引き出してきたのなら、例えば

5万円ではなく、4万9千円と金額を指定

すれば千円札が出てくるので、おつりが不

要になるようにできるでしょう。


私がなぜお釣りの出ないような配慮にこだ

わっているかというと、1万円札を躊躇な

く出す人は、交流会の幹事をやった経験が

少ない人だからだと思っているからです。


幹事などを経験すれば、仕事をする上での

細かい気配りを学ぶことができます。


もし、このようなことを面倒と感じる人は

ビジネスを実践する上でも躓くことが多い

のではないでしょうか…と、思っていたの

ですが、実は、その逆のこともあると思っ

ています。


経営者は、常に、他の人が代わることがで

きない、すなわち、自分自身にしかできな

いこ活動に注力し、他の人に代わってもら

えることは代わってもらった方が効率的で

す。


そういう面からは、お金は持ち歩くにして

も、少額紙幣は持たなくてもよいと考えら

れるでしょう。


そして、細かいことばかりに目がとらわれ

ていると、大局的な判断ができなくなって

しまう恐れがあります。


また、段取りが上手なことは評価されるこ

ともありますが、逆に、段取りで固め過ぎ

てしまうと、ちょっとしたことで想定外の

ことが起きたときに混乱してしまうかもし

れません。


むしろ、あまり細かいことを決めずに行動

している人の方が、イレギュラーなことが

起きた時に柔軟に対応できるなど、上手に

対処できるスキルを身に付けることができ

ます。


とすると、結論は何なのかということにな

りますが、自分の特徴に合わせて課題を解

決することが大切ということです。


たまに、細かいことが苦手という経営者に

会うことがありますが、かといってその人

がアドリブも得意でないということになる

と、ビジネスには不向きということになっ

てしまうのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

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