鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

ビジネスモデルの成功の要因

京都市にある、国産牛ステーキ丼専門店、

「佰食屋(ひゃくしょくや)」を運営して

いる株式会社minittsの社長の、中

村朱美さんのインタビュー記事を読みまし

た。


(ご参考→ https://goo.gl/v7pCQn


中村さんの考え方はすばらしく、ここで、

あえて私が批評するまでもないものと思っ

ています。


ただし、記事の中で、ひとつ気になったこ

とがあったので、それについて触れたいと

思います。


中村さんは、佰食屋を開店する2か月前に

ビジネスプランコンテストに出て、審査員

の方々に酷評されたそうです。


私はその場にいないので、酷評された理由

は分からないのですが、仮に、私が審査員

であった場合、中村さんのビジネスプラン

は実現しないのではないかと考えたと思い

ます。


現在、それは実現されているものの、お店

の名前のとおり、100食を売ったら、そ

こで店を閉めて残業せずに帰るという発想

は、毎日100食必ず売れるということが

前提になります。


ところが、私は、残念ながら、佰食屋さん

は例外的で、目標とする売上を得ることが

できないでいる飲食店の方が、大多数では

ないかと思っています。


そこで、目標販売数を販売したら帰るとい

う発想自体は否定できないものの、目標販

売数を売れるかどうかという前提が明確で

なければ、そのビジネスプランの実現は難

しいと考えることが一般的ではないかと、

私は考えています。


そもそも、目標販売数が売れなければ、そ

れを達成させるための活動が必要になり、

なかなか帰ることができなかったり、事業

が赤字になったりしてしまいます。

 

今回の記事の結論は、ビジネスモデルを成

功させるには、目標販売数以上の売上が得

られるだけの商品の魅力が前提になるとい

うことです。


単にお店を開いただけとか、ビジネスモデ

ルを考えただけでは成功はしません。

 

 

 

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