鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

常温で7日間

以前、マーチャンダイジング( Merchan-

dising , 商品政策 )の5つの適正につい

て書いた記事で、持ち帰り用の生ケーキの

販売について書きました。


(ご参考→ https://goo.gl/XVwKh3


その記事では、生ケーキの販売は、顧客を

2時間以内に自宅に戻る人だけに限定して

しまうことが、販売機会を減らすことにな

るので、少しもったいないということにつ

いて書きました。


(念のために書き添えると、生ケーキだか

らこそ購入する人もいるので、その記事で

紹介した販売方法が誤っているということ

ではありません)


ところで、先日、その生ケーキを売ってい

た都内のレストランの最寄駅の空きスペー

スで、カヌレ(フランスの洋菓子)の出張

販売が行われていました。


都内の駅での、お菓子の出張販売は珍しく

ないのですが、そのお店では、大きな文字

で、「常温で7日間日持ちします」という

掲示があり、私の目をひき、そして、カヌ

レを2箱買ってしまいました。


もちろん、このお店が生ケーキではなく、

日持ちするお菓子を売っていることが正し

いということではありません。


生ケーキを販売していたレストランは、店

頭で、そのお店の味を評価している人に対

して、そのお店のオリジナル性の高い生

ケーキを売っていたので、ある面で、正し

い販売方法です。


一方、駅の構内での出張販売は、ほとんど

が、別の目的で駅に来た人に対して、お菓

子の購入をしてもらわなければなりませ

ん。


そこで、販売対象が広くなる「常温で7日

間日持ちする」商品を販売することも、あ

る面で、正しいと言えます。


ところで、今回、「常温で7日間」という

商品の販売について取り上げたのは、もう

ひとつお伝えしたいことがあるからです。


それは、非計画購買への対策です。


いまは、ものあまりの時代なので、消費者

コモディティ(生活必需品・日用品等)

を計画的に購入することは減っています。


そこで、コモディティの売上を増やすに

は、非計画購買をしてもらうことがポイン

トになっています。


非計画購買には、いわゆる衝動買いも含ま

れますが、それだけではなく、例えば、ば

んごはんの材料を買うことは決めていて

も、具体的に何を買うかまでは決めずにお

店に行き、そこで買うものを決めるという

行動も含まれます。


前述の、「常温で7日間」という掲示は、

非計画購買を促すには、効果のある手法だ

と思います。


(ちなみに、これは、専門用語では、イン

ストア・マーチャンダイジングと言われて

います)


もちろん、多くの方は、顧客の購買行動を

意識して商品の販売をしていると思います

が、今回は、その重要性について記事にし

ました。


売上を伸ばすには、商品そのものと、その

売り方、両者の整合性を深く検討すること

が大切です。

 

 

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