双子を育児しながら、在宅インターネット
ビジネスで2億円の売上を得たことで有名
な、高嶋美里さんが、ポッドキャスト番組
( https://goo.gl/g93cTE )で、リスナー
の方からの質問に、次のように回答してい
ました。
まず、リスナーの方の質問というのは、
「ネットビジネスで稼ぎたくて色んな塾に
入りましたが、全く稼げません。
2年間騙され続けてきました。はっきり
言って詐欺だと思います。
高嶋さんはとても真っ当な意見を言う人な
のに、なぜ詐欺に加担するようなネットビ
ジネスをやっているのですか?」というも
のです。
これに対して、高嶋さんの回答は、(1)
ネットビジネスを習おうとする人のスキル
が低いこと、(2)もしネットビジネスに
失敗した時に、その原因は自分ではなく、
教える側にあるということにすると楽だか
ら、責任逃れをしようとしている、という
2つの原因を回答しておられました。
私も高嶋さんの考え方と同じであり、ま
た、多くの方も同様に理解されると思いま
す。
では、なぜ、リスナーの方のような質問を
する人が現れてしまうのでしょうか?
もちろん、高嶋さんの回答の2つめにある
ように、教える側に責任があると考える方
が楽である、早く言えば、人のせいにして
しまいたがるということが考えられます。
私は、さらに、ネットビジネスを始めよう
とする人が、ビジネスは教わるだけで成功
すると考えてしまっているというところに
大きな原因があると思っています。
私がよく使う野球の例では、ヒットをたく
さん打つためには、たくさんの練習を積ま
なければならないのに、鈴木一朗選手が
使っているものと同じバットを買い求め
て、それを使えばヒットが打てるようにな
ると勘違いする人が多いということです。
これが今回の記事の結論なのですが、この
ような思い違いをしてしまう人がいる原因
は、そのような人は「経営者は何をする人
か」ということを理解していないというこ
とがあげられるでしょう。
というのは、経営者の役割が、ヒットを打
てるバットを買うだけでいいのであれば、
わざわざ「経営者」というポジションを作
る必要はありません。
買ってきたバットをじょうずに使えるよう
に、適切な教育方針を作り、その方針どお
りの訓練ができるように管理する役割を担
う人が必要であり、その役割を担う人が経
営者ということです。
「もうかる仕組み」は買うことができるの
ではなく、習得するものということを見落
としている人が多いと私は感じています。