私が、毎週日曜日に配信しているポッド
キャスト(インターネットラジオ)番組
は、すでに450回を超えました。
(ご参考→
http://tsuyoishachou.seesaa.net/ )
すなわち、9年間近く配信したことになり
ます。
決して質の高い内容ではありませんが、1
回も中断することなく9年間配信してきた
ことだけが自慢です。
ところで、ポッドキャストを配信していて
何かいいことがあるのかというと、ほとん
どありません。
まったくないかというと、多少はいいこと
もありましたが、ポッドキャストの配信に
要する労力や費用に比べれば、それはわず
かであり、ビジネス的に考えれば、効率は
悪いです。
では、なぜ、そのようなポッドキャストを
配信しているかというと、その理由はひと
つではないのですが、その最も大きい理由
は、番組を聴いてくれている人の事業に役
立って欲しいと考えているからです。
このように書くと、上から目線と捉えられ
てしまいますが、そういうことではありま
せん。
実は、私も、かつて、逆の経験をしたこと
があるのです。
私がフリーランスになったばかりのころ、
行政書士の横須賀輝尚さんが、起業しよう
としている方や起業して間もない方向けの
助言などを提供する、ポッドキャスト番組
を配信していて、私は夢中になってそれを
聴いていました。
(なお、現在は、横須賀さんはポッドキャ
スト番組を配信していません)
その番組の中で、横須賀さんは「資格を
取ったばかりの人の多くは、その資格だけ
で仕事をしようとする。
でも、実際は、有資格者に仕事を依頼する
人は、その人が有資格者という理由だけで
依頼している場合は少ない。
多くの場合は、その人の過去のキャリア、
出身地、趣味、人柄、考え方なども判断材
料に含めて、仕事を依頼する相手を選んで
いる。
だから、有資格者が仕事を依頼されるよう
にするには、資格以外のキャリアや考え方
などをもっとアピールすべきだ」という助
言をしていました。
この助言を聴いて、当時、なかなか仕事を
得られずに悩んでいた私は、目から鱗が落
ちる思いをしました。
また、いままでの集客方法がなぜ効果がな
かったのかということも思い知らされまし
た。
さらには、このありがたい助言は、無料で
入手できたものです。
そこで、この横須賀さんの助言の恩返しの
意味も込めて、いつか、私も、自分の知識
などを、銀行からの融資に困っている人な
どのために役立ててもらう機会を作りたい
と考え、ポッドキャストを配信することに
しました。
そして、平成19年3月に第1回目の配信
に至ったということです。
現在、ポッドキャストは約1,200人の
方が聴いてくださっていますが、たまに、
「●●という情報が、自社の事業の改善に
役だった」などという感想をいただくこと
があり、このような感想を糧に、これから
も配信を続けていきたいと思っています。
今回の記事の結論は、何か感動できる体験
を経ると、それは長続きする行動につなが
るということです。
私は前述のように、横須賀さんの助言に感
動し、それが9年も続く活動のきっかけに
なりました。
そして、これは、私の驕りになるかもしれ
ませんが、私のポッドキャスト番組を聴い
て、私が横須賀さんに感動した経験と同じ
ような経験をする人が現れてくれればとも
思っています。
(実は、何件か、私の番組がきっかけで、
自分の行動を変えたというご報告は受けて
います)
これは、すぐに実現することではありませ
んが、なかなか自分の行動を変えることが
できない方は、目から鱗が落ちるような感
動をする経験ができるよう、さまざまな機
会を見つけて足を向けてみることをお薦め
します。