きょうの記事の内容は、すでに多くの方が
実践してていることと思います。
先日、黄色い帽子の自動車専門店で、
タイヤ交換を依頼してきました。
単なるタイヤ交換なら、タイヤを交換
すれば、それで依頼された仕事は終わり
なのですが、そのお店では、作業が
終わった後、私を自動車のところまで
案内し、目の前ですべてのタイヤの
ナットをしめ直しているところを見せ、
確実にタイヤが取り付けられたという
ことを納得できるようにしていました。
また、先日、コストを訪れたのですが、
そこでは、同店では、店舗内の顧客が
見えるところに、「今月の優秀従業員」
という掲示があり、そこには、対象と
なった従業員の方の顔写真、名前、
表彰された根拠が記載されていました。
こうすることで、同店では、従業員の方の
士気向上に努めるとともに、顧客に
対しても、サービスの改善に努めている
ところをアピールしていると思われます。
別の例では、先日プレイしたゴルフ場では
顧客からの改善のリクエストに応じて改善
した内容について掲示がありました。
例えば、コースの中のトイレに転落防止の
ための柵を取り付けた、帰りの道路の
渋滞情報を表示するようにした、という
ようなものです。
このような取り組みをしているという
ことが利用者に伝わるだけでも、その
ゴルフ場の評価は変わるでしょう。
他者のことばかり批評している私も、
自ら努めていることは、お客さまからの
問い合わせには、直ちに回答をすること
です。
なるべく1時間以内には何らかの連絡を
するようにしています。
即答できない場合は、きちんとした回答を
できる見込みの日時だけはお伝えして
います。
また、メールマガジンやブログを毎日配信
していることも、行動力があることを
客観的に示すことが目的のひとつです。
口では「すぐに実行します」、「必ず成功
させてみせます」とは言うことはいくら
でもできますが、それを信用してもらう
ためには、何らかの客観的な証拠が必要
だと思っています。
そして、もうひとつ大切だと思っている
ことは、このような心がけは、一朝一夕
では実を結ばないことです。
残念ながら、多くの経営者の方は、実施
してみて、1か月後、2か月後に効果が
見込めるものでなければ実施はしないと
判断していると思います。
すぐに効果が現れる戦術は、経営者の方
からみて望ましいのですが、競争が激しい
時代にあっては、即効力のある戦術は
ほとんどありません。
ですから、一日でも早く、地味な努力を
始めるしかないと私は考えています。
よく、「即効力のある戦術を提案できない
コンサルタントは、能力がない」と批判
されますが、一朝一夕で事業が改善できる
ほど事業運営は単純ではないでしょう。