鄙のビジネス書作家のブログ

鄙で暮らす経営コンサルタント(中小企業診断士)・ビジネス書作家六角明雄の感じたことを書いているブログ

‘返信’は3文の得

私もフリーランスになって9年が経ち、

その間、さまざまな考えの人にお会いして

きたため、あまり自分の意見は述べない

ことが望ましいと思っているのですが、

先月、いくつかのできごとを経て、やはり

述べた方がよいと感じたため、今回は、

そのことについて書きたいと思います。


とはいえ、それほどもったいぶることでは

なく、「返事は確実に出しましょう」と

いうことです。


私がお会いした方の中には、あえて、

返事はしない、または、返事はした方が

よいかもしれないが、手間かかるので

出さないという人もいました。


しかし、やはり返事は出した方がよいと

思います。


返事は、ネガティブなものでも書く方が

よいです。


例えば、依頼ごとを受けて、それを断る

場合であっても、「今回は残念ながら…」

と返事を出す方が、出さないよりは印象は

よくなります。


私も、最近、「●●の仕事ができる人を

紹介して欲しい」という依頼を受ける

ことが増えて来たのですが、その場合、

かつて何かの用件を伝えたときに返信の

ない人よりも、返信のある人の方が、

紹介をしやすいと感じます。


返信がない人は、例えば、自分が電子

メールを出しても、読んでもらえないかも

しれないとか、紹介した相手に対しても

電子メールや電話で返事をしてもらえない

かもしれないと思ってしまうからです。


そして、先月は、何件かお仕事をご紹介

したのですが、そのうちの数件が、紹介

した人から紹介された人に対して、連絡が

少なく、仕事を進める上で支障が出たと

私も叱られてしまいました。


ここまで文字で読むと、「紹介しても

もらったのに、連絡しないというのは

とてもひどい人なのでは」と思う人も

いるかもしれませんが、連絡をしないと

指摘した当事者は、意外と自分は問題

あるようなことはしていないと認識

しているようです。


これはどちらが正しいかということは

議論しても結論が出ないと思いますが、

ビジネスに携わるものとしては、顧客に

不快感を与えないこと、また、よい

印象を持ってもらえれば、さらに売上の

増加につながると考えれば、あまり賢明

ではないと思います。


よく、コンビニエンスストアに入店した

とき、店員の方が「いらっしゃいませ」

と、すぐにあさつをしますが、それは、

ほぼ条件反射で行っているのでしょう。


返事をするというのも、条件反射的に

行えば、それだけでも返事をしない

よりも、ずっと効果が大きいと私は

思っています。

 

 

 

 

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