先日、私の知人のお父さまが他界されました。その知人から聞いたお話しですが、お父さんは乗り合いバスの運転士として定年まで勤めあげた方だそうです。お父さんが定年を迎えて最後に運転したバスには、家族全員がそのバスに乗って、永年の勤務の労をねぎらったそうです。
そんなにも家族に慕われていたそのお父さんは、お元気なときは、自動車を運転していて交差点に入る時、信号が黄色であれば停止していたそうです。私はせっかちなので、黄色であれば交差点に進入してしまうのですが、黄色でも停まるというのは、安全運転に努めようという固い信念があるのだと思います。それは、たくさんの乗客を乗せて走るバスの運転士としては、当然のことなのかもしれませんが、なかなかできるものではありません。
その一方で、私自身のことについて考えてみれば、スピードが大事などというもっともらしい理由をつけて、いろいろなことを疎かにしているかもしれません。いろいろなことを省略したりするのも、スピードが大切なのではなく、準備を疎かにしたことを隠すためのいい訳なのかもしれません。心を落ち着けて考え直さなければならないと感じました。
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