先日、かつて、私が講師を務めた融資セミ
ナーでは、私が「融資を受ける裏技」を話
さなかったので、受講者の方からの評判が
悪かったということを書きました。
(ご参考→ https://bit.ly/2owGBwF )
この記事を書きながら、稲盛和夫さんが松
下幸之助さんの講演を聴いたときのことを
お話されていたことを思い出しました。
(ご参考→ https://bit.ly/2mYo0sU )
すなわち、松下さんは「ダムが水を貯めて
川の水流を安定させるように、会社も経営
環境が悪化するときに備えて、資金などの
経営資源を蓄えることが大切だ」と述べた
そうです。
これに対して、参加者の方が、「会社にお
金を貯めることは大切だということは理解
できるが、それを実践することはなかなか
むずかしく、だからこそ、どうすれば会社
にお金を貯められるかを知りたくて、ここ
に話を聴きにきている」と、松下さんに質
問したそうです。
これに対して、松下さんは「まず、ダムを
つくろうと思わんとあきまへんなあ」と答
えたため、会場からは溜め息がもれたとい
うことです。
ちなみに、周囲の反応とは逆に、稲盛さん
は、この松下さんの返答を聴き、大きな衝
撃を受けたそうです。
「やろうと思っても、それはなかなかでき
ないから、もっと簡単な方法を教えて欲し
い」という程度の軽い気持ちしか持たない
経営者は、何も成就させられない、「何が
なんでもやってやろう」という強い意思を
持たなければ何ごとも達成できないという
ことを、稲盛さんは松下さんから学んだよ
うです。
話を本題にもどすと、松下さんでさえ、多
くの受講者に不満を持たれてしまうのに、
私のようなものが、「話を聴いて役に立っ
た」といきなり評価されることは、お世辞
でもなければまず起きないと、稲盛さんの
お話を思い出して改めて感じました。
もちろん、松下さんと同じような高いレベ
ルの内容を、私が話しているとは思いませ
ん。
ただ、仮に、話している内容がよいもので
あっても、聞いている側が必要と感じなけ
れば評価されることはありません。
だからこそ、何度も、そして詳しく情報発
信を続けなければ、私の話を評価してくれ
る人のところにはそれが届かないというこ
とを認識しました。
これを、稲盛さんが松下さんから学んだよ
うに、「何がなんでもやってやろうという
強い意思」を持ち続けて、これからも記事
の配信をしていきたいと思います。
※この記事はメールマガジンでも配信して
います。ぜひ、ご登録ください。→
http://yuushi-zaimu.net/conference/
●10月21日ランチ会兼勉強会のお知らせ
10月21日(月)12時00分から、東
ンで、少人数に限定して、昼食をとりなが
らの融資に関する勉強会を開きたいと思い
ます。
■日時:令和元年10月21日(月)
12時00分~14時00分
■会場:和食ダイニングまぐろ問屋十代目
彌左エ門 アトレ秋葉原2店
アトレ秋葉原2 4階
にあるエレベーターで4階に上がってくだ
さい。
原駅3番出口を出ると、正面にエレベータ
ーが見えます。
■参加費:1,000円(消費税込み)
当日、会場でお申し受けします。
別途、お食事をご注文し、各自、ご精算く
ださい。
■その他:食事をオーダーするという条件
を満たしていただければ、遅れての参加、
中途での退室は可能です。当日は、ご参加
いただいた方からの質問もお受けします。
■参加申し込み方法:フェイスブックイベ
ントページで、「参加」ボタンを押してく
ださい。→
https://www.facebook.com/events/489330015247993/